マスコミ各社の皆様へ
2017年10月現在、我が国の財政赤字は1100兆円を超えています。
この額は、世界196カ国中、最悪の数値です。
日本の国家財政は今まさに危機的状況にあります。しかも、その額は今なお増え続けています。
このままの常態化が続けば、いつの日か必ず国家財政は破綻します。
しかし、国民は相も変わらずお上頼みで財政赤字の事など、どこか遠い国の出来事のように思っています。
おそらく、日本国民は国家財政が破綻するまで、この一大危機に気付く事はないでしょう。
しかし、誰かが声を挙げなければなりません。
国家存亡の危機が、すぐそこに迫っている事を伝えなければなりません。
国が一度破綻すれば、国民にどれだけ計りしれない被害が及ぶのかを伝えなければなりません。
おそらく、大多数の国民は、その被害の大きさ深刻さを認識していないと思います。想像すら出来ないと思います。
その深刻さ、経済的損失は計りしれません。
1990年初頭に起こったバブル崩壊の域ではありません。おそらく、その数十倍数百倍という、途方もない被害を国民に齎します。
72年前の終戦直後の何も無い時代、日本の国土が焼け野原となった、あの悲惨な状況を更に上回る被害を齎すでしょう。
しかし、日本のマスメディア、特にテレビや新聞は、この国家存亡の危機を一様に報じません。報じようとしません。
財政破綻という一大危機が目前に迫っているのに、それに気付いていないのか、それとも大本営発表の嘘の情報を鵜呑みにしているのかは分かりませんが、この国民を裏切る背信行為は万死に値するでしょう。
70数年前、マスメディアの嘘の情報に踊らされた日本国民が太平洋戦争へ突き進んで行ったように、日本のマスメディアは再び同じ過ちを繰り返すのでしょうか。
本来、マスメディアは国民と共に在るべきです、国民に正しい情報を伝える義務と責任があります。それがマスメディアの使命ではないでしょうか。
このまま口を噤み、政治家や官僚の悪事を黙認し、国民に正しい情報を発信しないのであれば、もし国家財政が破綻した時、テレビや新聞各社は政治家や官僚だけを非難する事は許されないでしょう。その時は、己の怠慢も同時に非難しなくてはなりません。
また、国民を裏切った誹りを免れる事もできないでしょう。
今、日本は国家存亡の危機にあります。この一大危機にいち早く気付き、国民に正しい情報を発信されん事を願ってやみません。