文明の興亡は自然の摂理
人類の歴史は破壊と再生の繰り返しです。
歴史を振り返れば、教科書で学ぶエジプト文明やメソポタミア文明から現代に至るまで、様々な文明の興亡が幾度となく繰り返されてきました。
その破壊と再生の繰り返しの中から人類は学び、それを教訓とし、より良い社会システムを構築してきたのです。
故に、現代の豊かな社会が実現できたと言っても過言ではありません。
しかし、今の近代資本主義文明とも言うべき社会システムは、まだ完成されたシステムではありません。
それは世界情勢をみれば分かります。今現在でも世界の至る所で暴動や内戦、テロが続発しています。
これらの諸問題は人々の心に内在する不満が顕現したものです。
つまり、現在の資本主義は世界の人々が全て満足しうる社会システムではないと言うことです。
特に、発展途上国などでは(働けど働けど暮らし豊にならず)と言った人々が溢れています。
これは、一部の権力者が富を独占しているためです。本来、国民に渡るべきお金が権力者によって搾取されているのです。
また、アメリカのような個人第一主義の国では、富の一極集中や貧富の格差が大きな社会問題となっています。
このような、ある意味歪んだ社会システムは何れ人々の不満が爆発し淘汰される事になるでしょう。
そして、その不満のうねりが世界に広がれば資本主義そのものが崩壊する事態になりかねません。
今の社会情勢から見れば、資本主義の崩壊は、そう遠い未来の話ではないでしょう。